よくある質問

 

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甲状腺・内分

回答番号:TE001

ご質問内容

会社の検診で、甲状腺ホルモンの分泌量が多いと指摘され、精査するように指導されました。何か、悪い病気でしょうか?これから、子供も欲しいので、心配です。(30代、女性)

当院からの回答

甲状腺ホルモンが、必要以上に作られるために起こる病気に、バセドウ病があります。これは、自己免疫に関係して起こる病気です。原因はまだ十分に解明されていないのが現状です。
妊娠・出産は、もちろん可能です。ただし、バセドウ病と診断された場合は、あらかじめ治療により、甲状腺機能を十分にコントロールしておく必要があります。妊娠中に甲状腺機能亢進症が続いている場合には、流・早産しやすかったり、体重が少ない赤ちゃんが生まれてくる可能性があります。まずは、内分泌内科を受診され、診断を受けましょう。

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甲状腺・内分

回答番号:TE002

ご質問内容

最近、のどぼとけの下が、何となく腫れているような感じがします。唾を飲み込んだりする時に、のどぼとけの下にある塊が上下に動くのが気になります。以前、甲状腺の病気は、女性がかかりやすいと聞いたことがあります。様子を見ていて、大丈夫でしょうか?(40代、男性)

当院からの回答

おっしゃる通り、甲状腺疾患は女性に多く見られる病気ですが、男性でもかかる病気です。甲状腺が腫れている場合には、他に自覚症状が無くても、医師の診断を受けたほうが良いでしょう。
 甲状腺腫の場合、内科的疾患としては、バセドウ病が多いために、当院を受診された場合は、バセドウ病がないか血液検査を行います。バセドウ病などの内科的疾患の場合、当院にて治療いたします。
 甲状腺に腫瘍があるかどうかは、甲状腺の超音波検査を行いますが、これは、近くのセントラル病院をご紹介しています。甲状腺腫瘍や嚢胞が発見された場合は、癌などがないか組織の検査をできる甲状腺の外科をご紹介いたします。

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甲状腺・内分

回答番号:TE003

ご質問内容

妻がバセドウ病と言われました。バセドウ病はどのような症状が出るのでしょうか?(40代、男性)

当院からの回答

バセドウ病の症状として、以下のような3大徴候が挙げられます。
①甲状腺腫・・・甲状腺腫の大きさは様々であり、外見ではほとんど分からない場合もありますが、中には随分大きくて一見して分かる場合もあります。
②眼球突出・・・眼球の突出はすべての場合に現れてくる症状ではありません。眼球突出に伴う症状は、眼球・瞼の腫れ、結膜の充血・眼痛などがあります。ひどい場合は、物が二重に見えたり、さらには失明することさえあります。
③頻 脈・・・甲状腺ホルモンの分泌が多すぎるために、身体の新陳代謝が活発になりすぎ、その結果酸素消費量が増えるために起こる症状です。酸素の必要量が増加するに伴い、心臓の働きが活発になり、脈拍が増加します。ひどくなると、不整脈や心不全になることがあります。その他にも、暑がり・汗をかきやすい・息切れがする・イライラする、などの症状が起こってきます。

奥様の訴えをよく聴いてあげ、精神的なサポートができるといいですね。次回、受診時には、ぜひ旦那様もご一緒に来院されては、いかがでしょうか。

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甲状腺・内分

回答番号:TE004

ご質問内容

最近、意味も無くイライラする事が多く、家族からも、目つきがきつくなった、と言われます。また、疲れやすく、汗もよくかきます。更年期症状でしょうか?(50代、女性)

当院からの回答

最近、健康診断で血液検査等を受けていらっしゃいますか?他に、動悸・息切れ・食欲はあるのに体重が減った・手足が震える 等の症状はありませんか?
中高年の女性の多くにみられる病気の一つ、バセドウ病の可能性も考えられます。自律神経失調症や更年期障害と間違えられる場合もあり、実際に病気に気づかない人も多くいます。一度、血液検査をして、甲状腺ホルモンバランスをチェックしてみる事をお勧めします。受診される科は、内分泌内科がよいでしょう。

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甲状腺・内分

回答番号:TE005

ご質問内容

バセドウ病で内服治療をしています。他に、どのような治療方法がありますか?(50代、女性)

当院からの回答

バセドウ病の発病のしくみがまだ十分に分かっていないため、現在のところ、根本的な治療が行われていないのが実情です。一般に、甲状腺の機能亢進を正常に戻す方法として、次の3つがあります。
①薬物療法・・・抗甲状腺剤により、甲状腺ホルモンの産生を抑制します。
②手  術・・・甲状腺の一部を残し、切除することにより、甲状腺ホルモンが正常化します。
③放射性ヨード療法・・・アイソトープが入ったカプセルを内服し、甲状腺細胞を減らすことにより、甲状腺ホルモン産生が正常化します。

それぞれの治療方法には、一長一短があり、患者さんの状態に合わせて、どの治療方法を選択するのが適当かを、よく吟味する必要があります。主治医の先生とよく相談して下さい。

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甲状腺・内分

回答番号:TE006

ご質問内容

2週間前にバセドウ病と診断されて、メルカゾールを内服しています。どのくらいの期間、内服すれば治りますか?(40代、女性)

当院からの回答

血液中の甲状腺ホルモン量を定期的に検査しながら、薬の量を調節していきます。医師より指示された量の薬をきちんと規則正しく服用することにより、2~3ヶ月もすれば、たいていの場合に甲状腺ホルモンは正常な範囲になり、いろいろな自覚症状が軽快します。しかし、症状が軽快したからといって、自己判断で服用を止めてしまうと、また症状が出てくることが多いです。普通、薬の服用を止めても、この病気が再発しないようにする為には、2~3年服用し続ける必要があります。中には10年以上、治療を継続しなければならない場合もあります。

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甲状腺・内分

回答番号:TE007

ご質問内容

以前「薬の服用期間についての質問」の答えの中で、「中には10年以上内服を続ける方もいる」、とのことでしたが、薬の副作用はどのくらいの割合で出るのでしょうか?私は、チウラジールを飲み始めて2週間経ちました。(30代、女性)

当院からの回答

①甲状腺ホルモンが作られるのを抑制する薬、②甲状腺ホルモンが作られるのを抑制し、かつ作られた甲状腺ホルモンの作用をも抑える薬、これらを総称して「抗甲状腺剤」と呼んでいます。
抗甲状腺剤の副作用としては、肝障害・薬疹・顆粒球(白血球のうちの顆粒球)減少症などがあります。大体、10人に1人くらいの割合で副作用が起こってきますので、注意が必要です。
これらの副作用は早い場合には、服薬開始後2~3週間、遅い場合には2ヶ月位経過した頃に起こってきます。したがって、定期的に血液検査を行い、治療開始後2ヶ月位までは副作用についても、十分確認していく必要があります。

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甲状腺・内分

回答番号:TE008

ご質問内容

放射性ヨード療法とは、どのような治療方法なのでしょうか?(40代、女性)

当院からの回答

放射性ヨード(ヨードの放射性同位元素)による治療法です。これを内服すると、身体の中で甲状腺だけに選択的に放射性ヨードが集まります。そして、甲状腺に集まった放射性ヨードが徐々に甲状腺の組織の一部を壊していきます。この効果が現れてくるには数ヶ月かかります。この治療で使用される放射性ヨードの放射能の身体に及ぼす影響については、通常一般的には、まず心配ないと考えられますが、これから妊娠を希望される方には適さないので、若い女性には、慎重に行う治療方法です。

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甲状腺・内分

回答番号:TE009

ご質問内容

バセドウ病と診断されています。仕事柄、外食が多い為、食事でなにか気をつけることはありますか?(30代、女性)

当院からの回答

神経質になる必要はありません。特に、主治医から指示された場合以外は、普通に食べて結構です。

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甲状腺・内分

回答番号:TE010

ご質問内容

半年程前から、髪や眉が薄くなってきたように感じています。何となく、眼の周りも腫れぼったい感じです。皮膚がかさついて、お化粧ののりも悪くなった感じです。
家族からも指摘され、心配です。仕事が忙しかったので、ストレスからくるものでしょうか?1年前の会社の健診では、特になにも指導は受けていません。(30代、女性)

当院からの回答

容姿の変化は、特に気になりますよね。
1年前の検診結果では、特に異常は指摘をされなかったようですが、その時に甲状腺ホルモンについての検査項目は、ありましたでしょうか?
女性に多い病気の一つ、「甲状腺機能低下症」という疾患があります。他に、寒がりになった・声がかすれやすくなった・便秘気味である・食欲がない・体重が増加した・物忘れが多くなった、などの症状はありませんか?
一度、血液検査をし、甲状腺機能を調べることをお勧めいたします。

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甲状腺・内分

回答番号:TE011

ご質問内容

他院で甲状腺腫を指摘され、橋本病と診断されました。血液検査結果では、甲状腺機能は正常でした。診断が間違っているのではないでしょうか?(50代、女性)

当院からの回答

橋本病の甲状腺腫は、ほとんど分からないくらい小さいもの~非常に大きいものまでさまざまです。また、橋本病と診断された方すべてが、甲状腺機能低下症になるわけでもありません。橋本病の方でも、甲状腺機能が正常であれば、治療の必要はありません。しかし、甲状腺機能が正常であっても、甲状腺腫が大きい場合には、治療の対象となります。
定期的に血液検査を行い、経過観察するとともに、自覚症状の有無にも注意をして下さい。

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甲状腺・内分

回答番号:TE012

ご質問内容

橋本病と診断を受け、定期的に血液検査をしていますが、正常範囲で経過しています。今回、妊娠していることが判明しました。赤ちゃんに悪い影響がないか、とても不安です。(30代、女性)

当院からの回答

ご懐妊、おめでとうございます。
現在、甲状腺のホルモンは正常とのことですが、妊娠・出産により、甲状腺機能に変化が生じやすくなります。甲状腺機能の低下が生じた場合、甲状腺ホルモン剤により治療を行います。甲状腺ホルモンは胎盤を通過しないため、胎児に影響を及ぼす心配はありません。
また授乳に関してですが、甲状腺ホルモン剤は、母体に不足している甲状腺ホルモンを補充しているだけなので、赤ちゃんに影響はありません。
不安・心配なことも多くあると思いますが、今後も定期的に、甲状腺機能をチェックして、医師の指示に従いましょう。
安心して、出産日を迎えられますよう、願っております。

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甲状腺・内分

回答番号:TE013

ご質問内容

3W前、風邪をこじらせて、抗生剤を飲んでいました。今回、橋本病と診断されましたが、その時の風邪が原因ですか?(40代、女性)

当院からの回答

橋本病は、甲状腺に慢性の炎症が起こる病気です(慢性甲状腺炎とも言います)。この疾患は、自己免疫の異常により、甲状腺に対して抗体ができ、その抗体が甲状腺を破壊するために起こる病気です。ですから、細菌感染によって生じる炎症ではないのです。

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甲状腺・内分

回答番号:TE014

ご質問内容

甲状腺機能低下症で、薬を飲んでいます。どのくらいの期間、薬を飲めば治りますか?自覚症状も軽減しているので、内服を止めようかと思いますが・・・。(40代、女性)

当院からの回答

薬剤の使用と定期的な検査によって、甲状腺機能が正常にコントロール・維持されるようになるまで、長期間継続する必要があります。個人差もあるので、主治医の指示を守って、自己判断で服薬中止などしないようにしましょう。

 

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